【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】三枚の写真

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50年以上前に廃墟になった家があった。

 

俺の家から数分の所にあった。

 

ここは田舎で人通りは少ない。

 

高校を中退した俺は
独りでその廃墟に行ってみることにした。

 

カメラを用意して、
ワクワクしながら廃墟に入った。

 

全く恐怖感は無かった…

 

カメラで三枚目を撮った瞬間、
少し後ろの方に気配を感じた。

 

早歩きで家に帰った。

 

そして写真を見たらびっくりした。

 

三枚写真を撮ったんだか、
一枚目と二枚目に気味の悪い人形が
俺の後ろにポツンと置いてあった。

 

『うわっ!!』

 

俺は怖くなったが、
半分興味本意で次の日、人形があったか、
また廃墟に行くことにした。

 

『嫌だ、止めよう』
という自分がいる反面

 

『これは怪奇現象だ!』
という自分もいた。

 

次の日、恐る恐る廃墟に行ってみた。

 

廃墟に入った時には
昨日とは違う空気が流れていた…

 

『うっ…』
もう興味なんてものはなかった。

 

来なきゃ良かった…後悔した。

 

でもなかに入ることにした。

 

昨日写真を撮った場所を見ると、
そこには気味の悪い人形がポツンと置いてあった。

 

俺はふーと息を吐いた。

 

『なーんだ、怪奇現象なんかじゃねーじゃん。
ビビらせやがって…』

 

と、廃墟から出ようとしたが、
あることに気づいた俺は廃墟の外へ猛ダッシュした…

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二枚は人形が写っていたのに

なぜ三枚目には人形が写っていないのか?

 

人形が勝手に動いたからだろう。

 

 

語り手は写真を撮るときに人形に気づいていなかったということは

きっと人形は

「お、写真を撮るのか!私も写ろう!」

と思って、移動してきたのだろう。

 

でも、三枚目を撮るときに

「あ、でもいきなり入っちゃったらびっくりするよね」

と思って、いなくなった。

 

そう考えると、

なんだか可愛く感じてしまう。