ある日の朝。
男3人組が歩いていた。
『おい、お前ら!
一回しか言わないからよく聞けよ!
実は、宝の地図拾ったんだ!』
最初は信じてなかったんだが
話を聞いているうちに現実味を帯びてきた。
『ほれ、これだよ!
この暗号を解かなければいけないんだってさ!』
文面はこーいうものだった。
この地図は無くしてはいけない
ノコノコやってくるな
場違いなやつは出ていけ
所どころに罠がある
にんげんしかはいれない
きらいなやつとは来ない方がいい
タランチュラもでてくるぞ
ライオンもでるぞ
もんくは言わずについてこい
どーなってもしらないぞ
れんらく機器はおいていけ
なかなかさがせないよ
イライラせずに行ってみよー
『な、いこーぜ!お宝お宝♪♪♪』
こうして、その場所に足を運んだ…
…それから数ヵ月後、
とあるニュースで
三人の男性が行方不明だとか言っていた…。
【解説】
よくある縦読み。
「こノ場所にきタラもどれなイ」
つまり、
「この場所に来たら戻れない」
となる。
文章だけ見ると
子供が書いたかのようなものだけれども、
どんな話を聞いて現実味が帯びてきたのかが気になる。
それにしても、お宝があっても
ライオンが出るところには行きたくないなぁ。