ねえ。お前はぼくのペットだよ。
大好きな大好きなぼくのペット。
そんな目でぼくをにらまないで。
かってに逃げないでね。
そんなことしたらおしおきしちゃうよ?
なくのもダメ。
こんなとこでなき声がしたらおかしいじゃん。
ぼくを引っかいたりとかもしないでね。
おしおきとして、
罰をあげなきゃいけなくなっちゃうもん。
大好きだから、
おしおきするのはかなしいよ。
ぼくもたいへんだし。
ずっとずっとぼくのとこにいてね。
大好きな大好きなぼくのペットちゃん。
【解説】
幼い子供が人を監禁しているお話。
子供らしい無邪気な残酷さで、
好きだからずっとにいたいと思い、
主人公は監禁を実行した。
子供の無邪気さは時として恐ろしいものとして取り上げられることがあるが、
実際に子供の無邪気さによる有名な事件って何なのだろうか?
少し気になるところである。