【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】博士と助手

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博士「ついに、ついに完成したぞー!」

 

助手「な、なにが完成したのですか?」

 

博士「フフフ、聞いて驚くな。物体転送装置じゃ!」

 

助手「な、なんだってー」

 

博士「原理は一般の物体転送装置の理論と同じでの、
座標Aから座標Bに物質を転送し、
その転送時に物質を一旦分子に分解し、
転送先で再構築するのじゃ」

 

助手「流石博士!
ところで、私を転送していただけませんかね?」

 

博士「ふむ、構わんが、どこにじゃ?」

 

助手「……更衣室なるところに」

 

博士「なるほど助手よ。お主も悪よのぉ」

 

助手「いえいえ、大官様には負けますよ」

 

博士「フフフ、では早速転送するぞぃ。
そこの装置の上に立てぃ!」

 

助手「了解です、博士!」

 

博士「ではいくぞ。あ、ポチッとな」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

助手は一度分解された後に再構築される。

 

一応再構築はされるものの、

それはあくまで人としての"器"と言えるものだけ。

 

体は再構築されるものの

中身まで戻るわけではない。

 

そのため、魂と呼ばれるものはないため、

意識や記憶といったものも入っていない。

 

そのため、ただの「助手の体をしたモノ」として存在することになる。

 

つまり、助手の体は存在しているものの、

助手事態は死んでしまうことになる。

 

 

仮にうまくいったとしても、更衣室に転送とか…

 

消えるわけではないのだから、

社会的に死んでしまうことになるだろう…。