何年か前に家の電話とったら無言だった。
無言電話を初めて取ったんで、
切らずに無言でこっちも何も言わずにいると数秒後、
機械の音声みたいな男性の声でお経が流れだした。
びっくりしたけど、
好奇心の方が勝ってそのまま聞き続けてた。
でも延々と言い続ける。
さすがにちょっと気味悪くなってきて
受話器に耳を当てたまま、そっと切ると
『最後…まで聞いてくれ、ると思った、の、に』
って聞こえた。
悪質な誰かのイタズラだと思うけど、
今でもあの機械的な声が頭から離れない。
【解説】
電話を切った後なのに
『最後…まで聞いてくれ、ると思った、の、に』
と聞こえている。
となると、実は電話からではなく、
幽霊の類が傍にいて囁かれていた?
機械的な声が頭から離れないのはよくわかる。
私も昔機械的な笑い声を電話越しに聞いたが、
その声が気持ち悪く、
今でも思い出す度にゾッとしてしまう出来事である…