村には二つの泉がある、
この泉のおかげで村人は皆長生きだ。
ただし疑問も有る
「片方の泉は必要ないんじゃ?」
ある日
「大変だ!川向こうの爺さんが」
「急がないと食われるぞ!」
現場を見て
「ああ、もう一つはこのためにあるんだ」
と思った。
【解説】
二つの泉の効能は
「若返り」と「年取り」
語り手が必要ないと思っていた泉は「年取り」の泉。
ただ、「若返り」の泉で加減を間違えると、
赤ん坊まで戻ってしまうため、
野犬などに食われてしまう可能性が出てくる。
下手したら胎児まで戻る…?
その時の対策として、
「年取り」の泉がある。
この泉は飲むのか浸かるのかはわからないが
胎児まで戻ると飲むのは難しそうだから、
浸かるのだろうか?
どちらでもOK?
とりあえず、
『川向こうの爺さん』が若返りすぎたために
大変なこととなっているが、
泉のことを知っていれば加減を間違えることはほぼほぼないはず。
(さすがに推奨されている飲む量とかありそうだし…)
となると、
『川向こうの爺さん』は
「みんなよりももっと若返りたい!」
などと思って欲張ったのだろう…
飲む量とか決められている場合、
大抵欲張ってそれ以上の量を飲もうとする人が出てきて、
大変なことになっている気がする。
人は欲深いということか…