「何!大量の人間が隔離されていた!?」
とある大国の首相が顔を青ざめた
「とうとうやったか・・・。」
この国では食糧難で貧民層が多く
裕福な人々は日本のような暮らしを送れるが
中流層と下級層はそうは行かない。
ところが大国の威厳を見せ付けるという名目で
「クローン技術」に手をつけた
科学者がおり、
大量のクローン人間が実験の産物として隔離されていたのだ。
「ただでさえ、国民の格差が激しいのに」
彼らにも教育を受けさせるのか
それとも、科学者のように「銃殺」か首相は悩んだ末に
彼らを就職場所を提供して其処に送り込むことにした。
「首相、どちらに彼らを?」
「缶詰工場だ」
【解説】
首相はクローン人間を缶詰め工場で働かせるのではなく、
缶詰の中身の材料とするつもりである。
そんなもの誰が食べるのか…
と言いたいが、食糧難であれば
食べざるを得ないのだろう…
おそらく缶詰の中身を知らずに食べるのだろうし…
中身を知らずに食べてみたら人肉でした、
なんて考えるとゾッとする。
しかし、今の世の中も
混入されているものがわからず食べていることも…