私の友人は最近大食い傾向にあるのだが、
不思議なことに一向に太らない。
本人にはストレスも悩みも無いので
摂食障害(過食症・拒食症など)でもなさそうだ。
ところが友人から電話を受けたそれもかなり切羽詰った様子で。
「助けて、いくら食べてもお腹がすくの」
もはや泣いているのが分かる。
まさか何かの呪いで・・・。
しかし会ってみると呪いどころのやせっぷりでは無い!
「有名な神社に行こう!」
そこでお払いをしてもらおう。
ところが
「これは呪いではないですよ」
あっさりと神主さんに言われてしまった。
ポカーンとしている私たちに神主さんはこうも言った。
「知り合いにいいお医者さんがいるので
其処に行ったほうがいいでしょう」
病院にいって
衝撃の事実が分かったときには呪いよりも怖かった。
「これはどうしますか?」
「始末できませんか?」
「う~ん目黒に知り合いがいるから其処に託したいんだけど、
これはギネス級だよ」
「出来れば名前は・・。」
「大丈夫ちゃんと秘密裏に」
「お願いします」
こんなこともあるんだなぁ。
【解説】
友人の身体は呪いのせいではなく、
超大型のサナダムシがいて栄養を吸い取られているため、
いくら食べても太らなかった。
『う~ん目黒に知り合いがいるから其処に託したいんだけど、
これはギネス級だよ』
目黒には寄生虫館があり、
そこに託したいということだろう・・・
ちなみに寄生虫館には
8.8mのサナダムシがいるようだ。
もっと長いものだと10mを超えるみたい?
はたしてギネス級とはどのくらいの長さだったのだろうか…?
想像するだけでゾッとしてしまう…