【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】初版本

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俺は今かってパシリとしてこき使っていた男にとらわれている・・。


しかもこいつは現在30人も殺した殺人鬼になっちまった!

 

こいつは昔からマニアックな本が好きでそれを渡すのと条件に命が助かる。

 

「そうだな、『アーサー・コナン・ドイル』のSFを頼むぜ、ん?何だよ
ホームズがすべてと思ってんのか?」

 

命が助かるためなら、俺は必死で古書店を回った。

 

「ほう!『マラコット深海』と『失われし世界』か!よく集めたな。
じゃあ、最後の課題だ」

 

アイツはにやりと笑うとこう切り出した。

 

「1886年に発行された『母を訪ねて三千里』の初版本をもってこい!」

 

初版本を取り扱う古書店なら知っている、これで助かる!

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原作は「Cuore」という作品の中で紹介される物語の一つである。

 

そのため、『母をたずねて三千里』という表題の本は存在しない。

 

パシリとしてこき使っていた男は

にやりと笑っていることから、

それを承知で『最後の課題』として命令し、

課題を達成することができなかったという理由から、

語り手を殺すつもりだろう。