オランダといえば、うちの田舎にこんな伝承がある。
でどでんこめんさん。
昔、江戸時代にうちの田舎に
「でどでんこめんさん」って言う鬼?が現れたらしい。
大きくて肌が赤くて異様な服を着てたらしい。
で、「でどでんこめん、でどでんこめん」
って繰り返すもんだからそう呼ばれたらしい。
でどでんこめんさんは鬼なのに怖がりで、
いつも震えていたから庄屋さんが蔵にかくまってあげたらしいけど、
結局、海から仲間が来て怖がるでどでんこめんさんをつれて帰ったらしい。
って言う話なんだが、
これって鎖国時代に出島から逃げ出したオランダ人の話かな?
【解説】
『でどでんこめん』
これはオランダ語でde doden komen
意味は『死者が来る』
『海から仲間が来て怖がる』
異国の地にいる以上に仲間を怖がるのだから、
de doden komenと言うのであれば、
この仲間たちはすでに死んでいる。
『海から仲間が来て怖がるでどでんこめんさんをつれて帰ったらしい』
とのことなので、死んでいる仲間に連れて行かれた。
連れて行かれた先は果たして…?