ある小さな個室に男が二人いた。
一人はナイフを持って立っていた。
そしてもう一人は膝をついて涙を流していた。
すると膝をついた男が言った。
「やめてくれ…!私には妻が…!
私の帰りを待つ妻がいるんだ…!」
しかし男は言った。
「悪いがその妻からの依頼だ。
それに、もう誰もあんたの帰りを待ってはいないよ」
そう言って男は、もう一人の男を始末した。
男は言った。
「今日も一丁あがりだな…
さて証拠となるものを消そう」
男は証拠となりそうなものを消していった。
消せないものは用意していたバックに詰めていった。
「これでよし、あとは帰るだけだな」
男は個室を出ようしたが、立ち止まった。
「いや…まだ証拠が残っているな」
男はニヤリと笑った。
「そう…」
「お前だよ…!」
そう言うと男は何処かへと向かって行った…
【解説】
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