【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】人々を苦しめる女

私はこの時を待っていた。

 

あの女が無防備で一人でマンションから出てくるこの時を・・・。

 

何人の人々があの女の罠に陥り
絶望的な生き地獄を味わっているか・・。

 

しかし、もう人々が苦しむことは無いのだ

 

私がこの手でカタをつける!

 


「警部、あの女しぶとくて動機を何もはきません」

 

「そうか、被害者の女優だが犯人に怨みでも買われていたのか?」

 

「いえ『この世の不気味な話』というオムニバスホラードラマでデビューした女優で
確か役柄が『苦しんでいる人々に甘い話を持ちかけて生きたまま臓器を奪う』
組織の女の役です」

 


私は人々を苦しめるあの女をとうとう・・・・。

 

 

【解説】

 

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【意味怖】作品

F「ひどいじゃないですか!」

 

T「もうあなたが演じるキャラは必要ないんだよ!」

 

Tは漫画家だがアニメ化されて売れるようになると
初期に描いたキャラクターを蔑ろにするようになって行った。

 

Fはそのキャラを演じていたのだが・・・。

 

FはTよりも生まれも先でベテランの声優だ。

 

Fはキャラの尊厳と自分のプライドにかけてTに復讐を誓った。

 

しばらくしてKという漫画家が記者会見をした。

 

「皆さん!私はTのゴーストです!」

 

Tにとっては晴天の霹靂である、
Tの作品は間違いなく自分の作品で盗作ではない。

 

ところが

 

「私が証明します」

 

とFが絵コンテらしきものと休むことなくTが執筆できたのは
KがTのゴーストをしたためだと言い切った・・・。

 

Tの事務所や自宅には記者が押しかけた・・・・・。

 


K「Fさん、私はこれで失礼します。しかし上手くいきましたね」

 

F「あいつも本当のゴーストになったしな」

 

 

【解説】

 

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