【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】人造人間

スポンサーリンク

「少子化」「人口減少」に伴い禁じられていた
有機体の人造人間の製作が認められる様になった時代。

 

「教授!またあの子です」

 

研究所で作られた人造人間が
いずれも問題児ばかりで研究所の人々を悩ませていた。

 

我侭・凶暴・無口・直ぐに悲鳴を挙げるように泣くなどなど・・・・。

 

これでは里親に引き取ってはもらえない・・・・。

 

優しく思慮深く気丈な子供を里親は求めるのだ。

 

ところが海外から一人の男が里親候補としてやってきた。

 

「アナタガタノ、ウミダシタ、コドモタチハ、ジツニカワイラシイ
ゼヒトモ、カイタイ・・・・・・」

 

これを影で聞いていた人造人間たちは
『誰が引き取られるのか?』とひそひそ話し合っていたが
なんと全員が引き取られることになった。

 

喜ぶ子供たちを乗せて
何台もの高級な車が研究所を出て行った。

 


「よかったですね」

 

「しかし性格面で改良の余地が・・・・」

 

「ああいう人もいますから、
性質がいい子だとかえって可哀想ですよ」

 

「そうだな」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゼヒトモ、カイタイ・・・・・・』

 

『カイタイ』は

「買いたい」ではなく、

「解体」

 

そのため、

『ああいう人もいますから、
性質がいい子だとかえって可哀想ですよ』

と言っている。

 

 

『しかし性格面で改良の余地が・・・・』

『ああいう人もいますから、
性質がいい子だとかえって可哀想ですよ』

と言っていることから、

性格が悪い面は改良せずに

このように狂気じみた人に引き渡したいところがあるようだ。

 

性格面を改良して引き渡さないという選択肢もあるはずなのだが・・・

お金や信用を得るためにも引き渡さないという選択肢を

行うことはできないのだろうか・・・