最近ストーカーに悩まされている
誰だかもわかっていて近所に住む女だ
暇さえあればベランダから俺の家を見ているからよく目があう
そして度々そいつから電話もかかってくる。
いつも決まって無言だが番号が通知されているからわかる
女はいつも夜９時過ぎに会社から帰って来て
夜のうちにすぐそばの集積所にゴミをすてている
中を確認するとストーカー関係の証拠は残していない。
なかなかしっかりしてやがる
最近は若い男も頻繁に家に連れてきているようだ。
そして二人でベランダからこっちを見てやがる
しかもその男はよく家に怒鳴りこみにくるしまつだ
何とかしなくては
【解説】
『暇さえあればベランダから俺の家を見ているからよく目があう』
『女はいつも夜９時過ぎに会社から帰って来て
夜のうちにすぐそばの集積所にゴミをすてている
中を確認するとストーカー関係の証拠は残していない。』
から、語り手がストーカーを行っていることが伺える。
自覚があるかはわからないが、
「帰ってくる時間」「ゴミを捨てる時間」
そして、ゴミを漁っていたら不審がられるだろう。
また、ストーカーだったら
『最近は若い男も頻繁に家に連れてきているようだ。
そして二人でベランダからこっちを見てやがる
しかもその男はよく家に怒鳴りこみにくるしまつだ』
などと怒鳴り込んでくるはずもない。
『そして度々そいつから電話もかかってくる。
いつも決まって無言だが番号が通知されているからわかる』
『近所に住む女』というだけなのに、
電話番号を知っているのも変？
それは町内会とかで知っているのだろうか。
ただ、
『そして度々そいつから電話もかかってくる。
いつも決まって無言だが番号が通知されているからわかる』
こっちからではなく、あちらから『無言』でかけてくるのが気になる。
「やめてください！」と言いたいのかもしれないが、
言えない無言電話？
それとも、本当にストーカーが存在している？？
この『無言』に関しては、疑問が残るところである。
