【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】親友からの手紙

私は今、人生の末端にいた…

 

会社でなかなか成果があげられず、
周りからは冷たい視線が突き刺さるようになった…

 

職場を替えようとも思ったが、
この就職難の時代でなかなか次の仕事も決まりそうもなく、
ついには自殺を試みようかと思っていた矢先…
以前から相談していた親友からこんな手紙が来たんだ。

 


そんなこと言わないでよ!!
のびのびと暮らしたっていいじゃん!!
まだ人生長いだし、考え直したほうがいいよ…?
まだ、ご両親だって健在なんだから自らを不幸に陥れなくてもいいじゃん
しょうがないって思うことくらい誰だってあると思うけどさ、それよりももっと楽しいこともあるよ!?
ネガティブになっちゃったらそれこそ人生が何もかも楽しくなくなっちゃうんだからさ…そんなに会社が辛いなら、
場所を変えてもいいと思うよ…?
今が楽しくなくても、きっと今後の未来は明るいモノになるさ!!
今からでも遅くないんだよ!!

 


この手紙を読んで、私の心情は一気にかわりました。

 

自殺なんて馬鹿げたことを考えるのはよそうと考え直し、
それを解らせてくれた親友に心からしました。

 

そして、親友から「よく眠れるように」と同封されたハーブティーを飲んで
安らかな眠りに就きました。

 

 

【解説】

 

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【意味怖】ある春先の出来事

ある春先の出来事。

 

仕事を終え、
帰宅すると妻が玄関先で出迎えてくれ一言こういった。

 

「お帰りなさい。私ね、子供ができたの!」

 

「本当か?!」

 

私は喜びのあまり思わず妻の細い体を抱きしめた。

 

私たち夫婦は長年子供を授かることが出来ずに悩んでいたのだ。

 

感激のあまり私は頬を涙で濡らした。

 

それを見た妻の目からも一筋の涙が流れた。

 

「さっそくお祝いをしなくちゃな」

 

「もう用意してあるわ」

 

上着を脱ぎながらリビングに向かうと
食卓には食べきれないほどのご馳走が並べられている。

 

私は最高の気分でご馳走に舌鼓を打つ。

 

普段は小食で、
あまりご飯を食べない妻も今日は忙しそうにご馳走を口に運んでいる。

 

「君がそんなに食べるなんて珍しいね」

 

「だって今日からは二人分のご飯を食べなくっちゃいけないもの」

 

そう言って笑う妻の顔がどこか寂しげに見えたのは私の思い過ごしだろうか?

 

 

【解説】

 

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