【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】カード

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夜更け頃から降り始めた雪を見つめながら、

 

ポーラは先週喧嘩別れしてしまった恋人、ジェフのことを考えていた

 

些細な理由で喧嘩してしまったことを後悔していたら、

 

開けたばかりのはずだったワインボトルはもう空だ

 

明日になったら謝ろう

 

そう思いつつ、ポーラはそのまま眠りに就いた

 

翌朝、目を覚ましたポーラは郵便受けを見に行こうと玄関を開けた

 

前庭は洗い立てのシーツのようにまっさらで、朝日を浴びて輝いていた

 

ふと足元に目をやると、雪の上にぽつりとカードが落ちていた

 

カードには一言

 

[愛しているよ ジェフ]

 

言葉なく佇むポーラの頬を、一筋の涙が伝い落ちた

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『前庭は洗い立てのシーツのようにまっさらで、朝日を浴びて輝いていた』

とあるにも関わらず、

『雪の上にぽつりとカードが落ちていた』

 

足跡もないのに、

どうやって雪の上にカードを置いたのだろうか?

 

カードを置いた近くで自殺してしまったか、

もしくは幽霊となって置いたのか…

 

いずれにしてもジェフはこの世にいないと思われる。

 

 

 

この話を最初に読んだとき、

[愛しているよ ジェフ]

とあり、

 

「いや、そこはジェフじゃなくてポーラでしょ!

 もしかしてジェフは自分のことが大好きで

 それを伝えたかっただけなの!?」

 

なんて考えてしまったのだが、

単純に差出人の名前だったという…

 

恥ずかしや…