ある王国の姫君の婚礼が決まったが
この姫は優しく思慮深いので皆が姫の婚礼を望んだが
王は心配でたまらなかった・・・。
婚礼を妬んだ別の国の姫が魔女と結託して命を狙っているという。
王は姫が殺される夢を見たため
姫の身を案じ別の国の姫に婚礼を譲ってしまった。
別の国の姫は嬉しくてしょうがなかった。
呪いをかけるまでもない。
もう自分が王子と結婚できるのだから。
王子は美しい青年だった、
姫は嬉しくて笑いが止まらなかったが王子がこういった。
「今まで私の妻になる姫たちは皆駄目でした、
でもあなたなら大丈夫そうだ」
王もこういった
「そなたなら王子の期待にこたえられるかも知れんな、
前の姫たちは皆弱かったから・・・。」
王子はこういった
「さぁ、私の妻のための特別室に行きましょう」
王子は姫を抱きかかえると
地下室の階段を下り始めた。
【解説】
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