【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】とんち

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主人「大変じゃあ!!」

 

召使い「どうしました?」

 

主人「向かいの寺のとんち名人が私ととんち合戦するため、
私の屋敷に訪問するらしいのだ!!」

 

召使い「確かあの人の寺とあなたの屋敷は
橋を渡れば数分で着いてしまう距離でしたよね?」

 

主人「あぁ…
あいつは前から私を馬鹿にしてきた生意気な小僧だ…
できれば会いたくないな…」

 

召使い「立て札と筆があれば会わないようにすることができますよ。」

 

主人「本当か!?じゃあ頼むぞ!!」

 

…その夜召使いは立て札に筆であることを書き、
相手の寺側に向けて立てた。

 

その内容は…

 

『このはし渡るべからず』

 

約束の日
とんち小僧が主人の屋敷に来ることはなかった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『このはし渡るべからず』

これをとんちと考えたとんち小僧は

「橋ではなく端を渡ってはいけないんだろう。

なので、真ん中を渡りましょう」

と真ん中を通る。

 

しかし、

それだけでとんち小僧が主人の屋敷に来れないのはおかしいので、

召使いは予め橋の真ん中を人が渡ると壊れるようにしておいた。

 

そのため、

とんち小僧は真ん中を渡ったがために

橋が壊れて橋から落ちてしまった。

 

未必の故意による殺人事件である。