俺の家は文化財に指定されているような古い平屋だ。
床はミシミシ言うし、
井戸は臭いし、天井はねずみが走り回ってる。
こんな古い家なんだ。
んで、こないだねーちゃんとゲームやってたのさ。
天気もいいし、布団干してあって、
いかにも夏って感じの日だったな。
ほんで、夕方急に雨降ってきて急いで布団取り込んだり
暇だけど忙しいって、こういうこと言うんだなーって思ったりして。
結局夜もねーちゃんとゲームしててさ。
窓の方見たら布団干してあるの!
でも、布団なはずないなって思って
結局見ないようにしてさっさと寝ようと思ったのさ。
そこで俺は衝撃的なことに気づいた。
もう取り返しがつかないなって思って
その日はトーチャンと一緒に寝た!
【解説】
語り手の布団だけ
取り込まれていなかった。
そのため、
トーチャンと一緒に寝た語り手。
まぁ、そういうこともありますよね。