【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】僕は見た

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むかし僕が住んでいた家に、
泥棒が入ったことがある。

 

その泥棒は家を荒らして金目の物を手に持つと、
そそくさと逃げて行ってしまった。

 

その時は家に誰もいなかったし、
僕がそれを伝えれるはずもないので、
傍観していることしか出来なかった。

 


両親が家に帰って来ると、案の定

 

「何だこれは!」

 

と散々散らかった部屋を見て驚いていた。

 

父さんは警察に電話し、
母さんは盗まれた物を確認した。

 


数時間後、
警察の事情聴取が終わり、
二人が家に帰って来た。

 

帰ってくるなり母さんは
家の畳の敷かれた座敷に座り、
僕と向かい合って言った。

 

「怖かったでしょう。ゴメンね」

 

僕と母さんの視線が合うことはなかった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手はすでに死んでおり、

幽霊として存在していた。

 

そのため、語り手とお母さんの視線が合うことはないし、

泥棒が入ってきたことを伝えることもできなかった。