戦で消耗し、
空腹で餓死しそうな武士が5人いた。
ある武士が空腹を満たすために
こう言う提案をした。
「5人の中心に剣を立て、後ろを向き、
それが倒れた方角に一番近い人が食料をとってくる」
この提案通りに円を書き、
それぞれ等間隔に立ち、
剣の柄を地面に突き刺す。
5人全員、空腹で今にも気絶しそうだ。
倒れるのを待つこと数分間。
一人がよろめいた瞬間、
ほかの四人が一斉に動き出した。
【解説】
空腹を満たすために
剣が倒れた人を食べるという話。
剣が倒れたことにより、
その剣に斬られてよって死んでしまうならまだしも、
これからこの4人に殺されて食べられると思うと
なんともいたたまれない…