【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】いるはずのない

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今日は友だち数人と近所のお祭りにきている。

 

このお祭りは
毎年6月~8月の間に毎月4のつく日に行われている。

 

オレたちの住んでいるところは
田舎とも都会とも言えない微妙なところで、
都会のように街で遊べるところも無ければ、
田舎のように自然で遊べるところも無いつまらないところだ。

 

だからみんなこのお祭りが好きだった。

 

なので、雨が降って中止になると
みんなガックリしたものだ。

 

みんなで遊んでいると友だちの1人が

 

「サイフにお金あんまり入ってないから
おばあちゃんの家に取りに行ってくる」

 

と言った。

 

「人が多くて会えなくなるかもしれないし
ついて行くよ」

 

そう言って友だちみんなで
そいつのおばあちゃんの家まで行くことにした。

 

行くことにしたと言っても
お祭りをしている商店街を裏にはいって
すぐのところなんだけどな。

 

でも、商店街の裏は真っ暗で
人も全然いなかった。

 

「暗いね」

 

「人も全然いないな」

 

「みんなお祭りに行ってるんだろ」

 

「幽霊でも出そうだな」

 

そんな話をしていた。

 

多分夜の9時を過ぎていたと思う。

 

しばらく歩いていると
人が1人だけいた。

 

幼稚園児くらいの女の子。

 

黄色いレインコートに赤い長ぐつ、
真っ赤な傘をさしていた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お祭りが行われているため

雨は降っていない。

 

にも関わらず、

幼稚園児くらいの女の子は

長靴にレインコートで傘をさしていた。

 

しかも夜9時を過ぎているのに1人で…

 

 

これは実際に体験した話で

「幽霊だったのでは?」

なんて話になっているようだ。

 

ただ、長靴にレインコートは

その子なりのファッションかもしれないし、

夜9時に出歩いているのは

そういう事情のお子様かもしれない。

 

「そういう子って結構いるよね」

と普通に受け入れられてしまう

自分自身の感覚が恐ろしい…