私は一人っ子。
でもパパとママがいるごく一般的な家庭。
でもおじいちゃんとおばあちゃんはいないの…
パパは朝早くから仕事に行き、ママは朝まで仕事してる。
結果朝ごはんは誰も作れないから私が作るの！
まああんまつくれないけど…
そして学校へ行くの。
学校ではあんまり目立たない位置。
でも友達はいる。
そんな私は今ダイエット中。
なにせクラスにかっこいい子がいて
振り向いてもらいたいから…
とか思いつつ暮らしてます。
そして今日は身体測定。
クラスのみんなは
気合い入れて1週間前からダイエットしてるけど
私は格が違う。
なんせママやパパまで協力してくれて
2ヶ月くらい前からしてる。
これもあのかっこいい子の為なら…
最初は身長…
あんまり変わってなかった…
そして次は待ちに待った体重計。
みんなは
太ってやばーいっとか言ってる。
やばーいって思うなら痩せればいいのに。
そして私は乗った。
先生も驚いてるようだった。
まあ2ヶ月の成果かな？
とか思ってたら……
先生は119をすごい目で押していた…
【解説】
語り手が体重計に乗ったら
痩せ過ぎていたことに気付き、
先生はすごい目をしながら
119番にかけた。
119番にかけたのであれば、
相当体重が少なかったのだろうけど、
それは見た目でわかるものなはず。
見た目でわからないほど
体重が減っていたということは、
両親が協力したのは
臓器提供だったのではないか？
一体どのくらい体重が減っていたのだろうか？
気になるところである。
それにしても、
「体重が減れば減るだけいい」
みたいな考え方は恐ろしいものである。
