あなたは三途の川が本当に存在すると思いますか?
私もあの経験をするまでは信じていませんでいたが、
実際に見てしまったんです。
ある日、私は
トラックと接触事故を起こしてしまいました。
目が覚めると、
私の目の前には大きな川が流れていました。
私は怖くなって急いで逃げました。
今となっては、
あれは大変貴重な体験であったと
前向きに捉えています。
だって…こうして、あなたの後ろに立っていられるんだから…
【解説】
三途の川から逃げ出したものの、
死を免れることはできなかった。
そのため、
今あなたの背後霊として
語り手は立っている。
三途の川から逃げ出すと、
この世で霊として彷徨い続けることになるとすれば、
三途の川を受け入れるのとこの世を彷徨うのは
どちらが良いのだろうか?