アメリカ住みの僕。
僕は、何にもしなくていい。
共同生活してるだけ。
飯は、毎朝決まった時間に運ばれてくる。
それを食べに少し動くだけで、
あとは一日中テキトーに過ごすだけ…
ニートっていうのかな?
僕らの世界には関係ないけどね。
それにしても、毎日同じ飯で飽きるわ…(T_T)
ハロウィンにも同じ飯でさ、
飽きる…飽きるよ……
せめて、クリスマスには(-人-)
最近、毎朝飯の時間に仲間が消えてる。
まあ、普通に考えたら
どっか出てっただけなんだろうけど……
戻ってこないんだよね~
とか、思いつつ
迎えたクリスマスイブ。
今日も朝飯は同じかな?
明日はさすがに違うだろう。
と思いながら
飯をとりにいく……
「や…やめてくれっ!!
俺は美味しくない!!
おいしくないんだ…
おいしくなんて…」
そんな叫びと共に
次々に連れていかれる仲間たち…
「どうやら、クリスマスは迎えられないなー」
【解説】
仲間たちはみんな食べられていた。
アメリカでクリスマス近くに食べるもの言えば七面鳥。
つまり、語り手は七面鳥なのだろう。
アメリカでクリスマスに七面鳥を食べるのは
実は日本人がそうイメージしているだけ、
と言われたりしているけど、実際はどうなのだろうか?