【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】秋の別荘地

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「それにしても、
あなたS君と付き合い始めたってだけで女を敵にまわしてるっていうのに…
ちょっとは自覚持ちなさいよ」

 

「あはは、
この連休は彼と別荘地で二人きりなんて、
皆にバレたら殺されるかもね」

 

「まったくもう…」

 

「しかも避暑地だから、
夏が過ぎたらもう誰もいないの!
いいよぉ、二人だけの世界って感じ?」

 

「もうシーズンオフみたいね、
うるさいくらい鈴虫鳴いてるのが聞こえてくるわよ」

 

「あ、聞こえる?
そうなのよ、そっちはまだでしょ?
ここはもう秋よ」

 

「まぁね…
ところで、変な人とか熊とか気をつけなさいよ」

 

「大丈夫だって、携帯も通じるし」

 

「あ、ちょっとまって背中かゆい…
ごめん、片手包丁でふさがってるの」

 

「ごめん、これから料理するところだった?」

 

「まぁそんなところかな、いいの、もう半分は済んだから」

 

「忙しいときに電話しちゃってごめんね、
なんか彼の帰りが遅いから寂しくなっちゃって」

 

「いいのいいの、じゃまた後でね」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

携帯は周波数帯的に

鈴虫が鳴いているのは聞こえないと言われている。

 

にも関わらず、

鈴虫が鳴いているのが聞こえているということは

近くまで来ているということ。

 

片手が包丁でふさがっているのは

彼氏を殺している最中だったからだろう。

 

半分は済んだからということは、

もう虫の域なのか、

それともこれから解体しようとしているのか…

 

どちらにせよ、彼氏は殺され

これから電話主も殺しに行くだろう。

 

 

他人を敵に回しても良いことはない…。

 

仲良さそうでいて、

一番恨んでいる子が一番恐い。

 

 

最近はスマホの高性能化で

鈴虫が鳴いているのも聞こえるのかもしれないが、

どうなのだろうか?