男二人の会話です
「最近疲れててさ~、
バイトでも客に超理不尽な理由で怒られるし、
仕事でもあり得ない量の残業押し付けられてさ。
もうウンザリ!」
「おいおい大丈夫か?いじめられてんじゃないか?」
「お前じゃあるまいし、そんなんねえよ!
そういえばお前中学校でいじめられてたよなぁ?」
「チッ、いいから続き話せよ」
「おう、それから気晴らしに違うルートで帰ろうと思ってさ、
そしたら中学校時代の旧友数人に会って、
特に会話も盛り上がらなかったけど、
こういうのが独り暮らしの俺にとっては元気が出る出来事だったんだ」
「それは良かったな。誰がいたんだ?」
「ん~、話した事あるやつもいたし、無いヤツもいたな。
女子もけっこういたし」
「何人?」
「けっこういたな。20人くらいかな?
よしゃ!明日からまた頑張るか!!!♪( ̄▽ ̄;)」
【解説】
『おう、それから気晴らしに違うルートで帰ろうと思ってさ、
そしたら中学校時代の旧友数人に会って、
特に会話も盛り上がらなかったけど、』
と言っていることから、
偶然出会ったようだけど、
人数は20人くらい。
つまりこれは、同窓会である。
同窓会だけれども、呼ばれなかったようだ。
とはいえ、同窓会に呼ばれない話はよくあるし、
そこまで気にするところではない。
ただ、
『特に会話も盛り上がらなかったけど』
ということは、飛び入り参加であり、
周りにはあまり歓迎されていなかったと思われる。
むしろその空気に気づかない方が恐ろしいかも…。
でも、気づかないのは幸せなことである。