昔、昔あるところに
おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へ芝刈りに。
おばあさんは川へ洗濯に行きました。
すると川から
どんぶらこっこ、どんぶらこっこ
と大きな桃が流れてきました。
おばあさんはすぐに桃を抱きかかえ、
家に持ち帰りました。
するとおじいさんが帰ってきて
おばあさんは
「川から流れてきたんだよ。
今日の夕飯はこれを食べよう」
といい
「ではさっそく食べるとしよう！」
といい、おじいさんは大きなナタを手に取り一振りに
「えいっ！！」
と真っ二つに桃を切りました。
「さぁ食べよう。
…っとその前に手を洗ってくるよ」
とおじいさんが手を洗いに行きました。
おばあさんは待ちきれずに
先に少しつまもうと思い、
切った桃を開きました。
おじいさんが戻ってきた時には
おばあさんは気絶していました。
【解説】
大きなナタで中にいた桃太郎まで斬ってしまった。
なので、桃の中身は大変なことに…。
鬼を退治してくれる桃太郎もいなくなってしまったから
この世界はどうなってしまうのだろうか？
