登校途中にアパートがあります。
窓からお姉さんが手を振ってくれました。
何だか照れくさいや…
次の日、お姉さんは楽しそうに踊っていました。
僕と目が合い、ペロッと舌を出しました。
照れた所も素敵だなぁ…
次の日、弟さんかな？
勢いよくお姉さんに抱き着き凄く嬉しそうでした。
そして自慢気にこっちを見てきました。
いいなぁ…
次の日、カーテンの微かな隙間から女の人が見えました。
僕は必死で手を降りました。
女の人はニコッと微笑み、
手を振り替えしてくれてました。
あぁ、そうだったのか…
気付いた時にはそっとカーテンは閉められました。
【解説】
窓から手を振ってくれたお姉さんは
監禁されていたため、
助けを求めようと手を振っていた。
今度はそれを目撃した語り手が監禁され、
窓から手を振ってくれたお姉さん同様、
助けを求めて手を振った。
しかし、それが犯人に見られてしまい、
カーテンを閉められてしまった。
手を振っているところを見たところで
助けを求めてたなんてわかる人はそういないはず。
もしかしたら、特に気にしなかった出来事でも
助けを求められていた場面もあったかも？？
