僕は産まれた頃から幸せものだ。
沢山の家族に囲まれ過ごしている。
それは僕の家族だけと言うわけではない。
周りの人達も沢山の家族と暮らしている。
今日も隣の家の家族が一人増えた。
久々に会うらしく泣きながら抱き合っている。
そんな事はしょっちゅうある。
でも僕には不思議に思っている事がある。
今日は50歳ぐらいの男性だろうか?
僕に問いかけてきた。
「私は生きているんですか?ここはどこですか?」
と…
【解説】
語り手は生きているうちは親のお腹のなかにいて、
そのまま母親が死んでしまったために
語り手はそのまま天国へ。
そのため、語り手は
この環境を天国だと思ってはいない。
まぁ…最初から天国でも
幸せだと感じることができるのであれば(魂がある?)
それはそれで幸せな人生(?)で良さそうである。