【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】ノークレームのお店

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あるグルメライターは、
巷で噂になっている「ノークレームのお店」にカメラマンとやってきた。

 

店の名前は「オリジナル」

 

店の外観はフランス料理専門店の雰囲気を醸し出し、
都心部からかなり離れて立地しているためか
森に囲まれ少し味のある感じを演出をしていた。

 

少し重い感じのドアを開けると、
そこには従業員が出迎えてくれた。

 

ライターが人数を伝えるなり、
奥の席に案内される。

 

不思議に感じたのは、
がら空きであったことだ。

 

完全予約制の割には客がいない。

 

時間的にもディナーを楽しみにしている客で混みそうだというのに。

 

席について、窓を眺めると、
都会では味わえない景色を堪能できるように
イルミネーションなどに感動を覚えた。

 

クリスマスには特に人気がでそうだ。

 

メニューをみようとすると、
バックのケータイが震えていた。

 

店内ではまずいので、
いったん外に出て会話をする。

 

数分後、ライターが戻ってくると、
カメラマンはいなかった。

 

「お連れ様はオーダーはお済みです」

 

とウェイターはライターに告げた。

 

更に、メニュー表を手渡し。

 

「何になさいますか?」

 

ニッコリと笑うウェイター。

 

メニューに目をやるライター。

 

次の瞬間凍りついた。

 

…それらを口にすることなど永遠にないと悟ったのだろう。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注文通りのメニューにされてしまうため、

そもそもクレームすら出すことができないお店。

 

 

これから語り手もメニューのようになってしまうのだろうけど、

メニューを目にしてすぐに凍りついたということは

メニューからこれから身に起こることがわかったということだろうか?

 

それでも、注文させられたカメラマン。

 

このお店は本当に恐ろしいお店である…。