大学から帰ってきた。
夜中から朝早くまで研究に追われる日々。
俺は部屋の扉のノブを捻ると扉が開いた。
あれ…?昨日鍵かけたはずなのに…まさか。
部屋に入ると中は荒らされてぐちゃぐちゃだった。
「あぁ~あ、空き巣か…やられたな…ん?」
よく見ると知らない大きい黄色い熊のぬいぐるみが置いてあった。
これが犯人の犯行声明的なことか。
ところでこんなぬいぐるみ持ちながら鍵開けてたら不審だろうに。
それに女性物の下着まで散らかってる始末だ。
こんな面倒くさいことよくやるな…
まぁ昨日1日いなかったらできるか。
すると後ろから扉の開く音と女性の声がした。
「ただいまー」
コイツが空き巣か…
見た目は女子大生なのによくやるぜ…
【解説】
語り手は疲れていて部屋を間違えて入ってしまった。
その結果、語り手は空き巣犯と間違えられ…。
どんなに無罪を主張しても、
現行犯扱いになるから、
言い逃れはできないのだろうか…?
酔った勢いで部屋を間違える人がいるので、
それをやってしまいがちな人は要注意。
夜中に部屋を間違えて
ドアノブをガチャガチャされるのは
本当に恐ろしく、心臓に悪いからできるかぎりやめてほしい…。