【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】視線

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自分の部屋にいると、
ずっとどこからか視線を感じるような気がする。

 

部屋で机に向かっていると
必ず誰かから見られるような気がする。

 

あまりにひどいので、
外から誰か覗いているのかと思い、
カーテンを開けて窓の前に立ち、
外を見てみた。

 

一瞬自分の背後に人影が映り、
びっくりした。

 

けれどよく見たら、
窓と向かい合わせになった背後の鏡に、
自分がうつっていて、
それが窓に映っていただけだった。

 

こっちを向いて立っている鏡の自分をみながら、
そうか、いつもの視線の主はこれだな、と思い、
また机に向かった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手は窓の反射で鏡を見ているため、

鏡には背中がうつっていなければならないのに

『こっちを向いて立っている鏡の自分』

となっている。

 

 

気づくと怖いけど、

視線だけで特に何も起きないのであれば、

語り手みたいに勘違いしたままが幸せなのだろう…