【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】入るよ

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私の住んでいる場所はドがつくほど田舎で
コンビニが2つあるかないかで
車通りも少ない町でした。

 

友達が遊びに来るときなんて
いつも窓の外から顔を出して

 

「入るよー」

 

と言ってから
家に上がる様な感じ。

 

でもそれが一番居心地が良くてすみやすかった。

 

高校を卒業して
バイトを何個かやってはやめてを繰り返し
このままではダメだなと思い上京しました。

 

アパートの2階を借りて一人暮らし。

 

自由で最高だー
大人になった気分!
なんて浮かれてた。

 

でもやっぱり都会は人が多くて、
人混みが嫌いな私は田舎の雰囲気が懐かしくなり
さっそく友達に家に遊びに来てとメールを送る。

 

すぐに遊びにきてくれると言ってくれた。

 

数日後
友人が慣れない都会に一人で来てくれた。

 

もうすぐ着くよ、と
メールが入っていた。

 

部屋で暇していると
いつもどおり窓から友達が

 

「入るよー」

 

といってきた。

 

その響きが懐かしくて
なんだか嬉しかった。

 

軽く返事をして鍵をあけて待つ

 

でもなかなか友達は入ってこない。

 

私は窓を背後に
振り向けず固まってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手は

『アパートの2階を借りて』

と2階に住んでいる。

 

にもかかわらず、

『いつもどおり窓から友達が

「入るよー」

といってきた』

 

友達はいつもどおり窓の外から声をかけて、

部屋の中に入ってきた。

 

2階であるにもかかわらず…

 

『軽く返事をして鍵をあけて待つ』

これは玄関の鍵。

 

さすがに語り手も

友達が2階の窓から入ってくるとは思わず、

『私は窓を背後に
振り向けず固まってしまった』