大学生の仲良しグループ。
卒業旅行では奮発して、
100階建てホテルの最上階に泊まりました。
しかしあいにくその日は設備の点検のため、
夜の24時を過ぎるとホテルのすべての電気機器が停止してしまうので、
外出するなら24時までに帰るよう言われていました。
ところがギリギリ時間に間に合わず、
エレベーターが使えないので
仕方なく階段で100階まで昇るはめに。
そこでこんな話になりました。
「ただ昇るのしんどいし、
各階で怖い話して百物語をやろう」
彼らは順調に怖い話をしながら階段を昇り、
ついに99階まで着きました。
話をする最後の一人が言いました。
「じゃあここで最高にゾッとする話をしてやろう」
全員が息を飲み、
次の言葉を待ちました。
「俺、フロントに鍵預けたままだ!」
【解説】
エレベーターが使えないため、
1階まで降りてから
また100階まで上がって来なければならない。
正直気持ち的には
1階まで降りるのも嫌になるだろう…
果たしてこの大学生グループは
この後どういう行動をとるのだろうか…
気になるのは
『俺、フロントに鍵預けたままだ!』
と言った人。
いつから鍵がないことに気づいたのだろうか…
直前になって気づいたのか、
途中で気付いて
「今更言えないし、怖い話に組み込もう」
と思ったのか…
ちょっと気になるところである。
同じような話はこちら。