【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】臆病な探検家

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ぼくは探検家のボブだ。

 

昨日ある恐怖体験をしてしまって、
今は家で震えている。

 

その恐怖体験をみんなにきいてほしいと思う。

 

ぼくは一週間前、
ある山に探検しに家を出た。

 

その山には、
家から電車やバスを利用して6日かかる。

 

それから山頂まで登った。

 

昨日の晩にようやく山頂に着いた。

 

なぜここまでして山頂まで来たのか、
そう、眠っているのだ、お宝が…。

 

しかし、山頂に着くと女の人がいた。

 

なぜここにいるのだろうと思い、
声をかけてみた。

 

彼女はこちらを振り返った。

 

ぼくはびっくりした。

 

髪が長く、色白、目が赤くて、服は血まみれ…

 

幽霊だ…。

 

臆病なぼくは恐ろしくなり、
お宝なんか忘れて、
家まで逃げて来たんだ。

 

そして今日、
ぼくは恐怖のあまり家に引きこもっているんだ。

 

本当に怖かったよ…。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『その山には、
家から電車やバスを利用して6日かかる』

『昨日の晩にようやく山頂に着いた』

とあるように、

行くときはきちんと6日かかっているようだ。

 

しかし、

『そして今日、
ぼくは恐怖のあまり家に引きこもっているんだ』

と帰りは1日で家まで戻っている。

 

恐怖のあまり全力で戻ってきた…

と言えるような早さでもない。

 

となると、

語り手はすでに死んでしまい、

霊になって戻ってきてしまったか?

 

彼女を見た時に殺されたのか、

はたまたその前にすでに死んでしまっていたのか…

 

どちらにせよ戻りの早さを見る限り、

もう人間ではなさそうである…