鏡を見ると、
無表情な青白い顔が映っていた。
よく見たら自分の顔だった。
「なんだ。俺疲れてんなあ」
妙に可笑しくなってしまい、
俺はその無表情な顔を見ながらしばらく笑い続けていた。
【解説】
語り手は笑っているはずなのに、
なぜ鏡の中の自分は無表情なのか。
その鏡に何かあるのか…
それとも疲れすぎて語り手の心自体壊れてきてしまっているのか…
うつ病になってしまうことによって
笑っているつもりでも表情に表れないことも…
語り手は大分疲れているようなので、
一旦身体を休めたほうが良いように思う。