ある国へ、隣国から友好の証に異国のお菓子が大量に送られた
優しい王様は国民全員が集まるパーティーで皆にそのお菓子を振る舞った
皆聞いたこともないそのお菓子の味に夢中になり
パーティーは大きく賑わった
「王様、このお菓子はなんと言う名前なのですか?」
「『ちょこれーと』と言うそうだ」
【解説】
タイトルにある
『もうだめねこの国』
は
『もうだめね、この国』
ではなく、
『もうだめ、ねこの国』
を表している。
チョコレートにはカカオの成分であるデオブロミンというものが含まれており、
猫はこれをすぐに分解することができないため、中枢神経を刺激する毒素となる。
板チョコ1枚分で致死量に至る可能性があるため、
絶対に猫にチョコレートを食べさせてはいけない。
今回のお話では、猫たちがチョコレートに夢中になったようなので、
ねこの国は全滅してしまう。
『隣国から友好の証に異国のお菓子が大量に送られた』
隣国の善意だとしたら、
ねこの国にチョコレートを送ったことをずっと後悔することになるだろう。
猫にチョコレートを食べさせてはいけないと知っていれば、
ねこの国を滅ぼすのが目的か…