その日僕は夢を見た・・・。
必死で空き地をシャベルで掘って、
黒い何かに触れた瞬間あたりが光り輝く。
間違いない!アレは黄金の輝きだ!
夢のイメージに従って
僕はその空き地にたどり着き早速穴を掘り始めた。
「お金持ちになったら何をしようか?
家族に親孝行!友人と豪遊!」
そんな気持ちで掘り続けるとカツンと何かに当たった。
これだ!僕がそれを取り出そうとした瞬間・・・・閃光が・・・・。
【解説】
語り手は不発弾を掘り当てた。
その不発弾に衝撃を与えてしまったため、
起爆装置が作動し、閃光が…
不発弾が爆発したとなると
当然語り手は助からない。
それにしても、サラッと書かれているけれど、
夢の中で見たことをそのまま現実で反映させようと思える
語り手がすごい。
語り手は昔から予知夢のようなものを見ることがあったのだろうか…?