俺の友人が俺の元カノと結婚が決まった。
俺はアイツを俺の思い出の場所に連れて行った。
結婚式の日アイツはやってこずに結婚式はパニックになった。
「結局アイツ来なかったな・・・」
もう一人の友人がコーヒーを飲みながらそういった。
思い出の場所・・・
俺がかつて遠足で迷ってしまい一週間後に見つけてもらった森の中・・・・。
【解説】
語り手は『アイツ』を語り手の思い出の場所に連れていき、
『アイツ』を置き去りにしたために
結婚式にはやってこなかった。
この『アイツ』というのは元カノの方ではなく、友人の方。
『俺がかつて遠足で迷ってしまい一週間後に見つけてもらった森の中』
とのことで、
おそらく一週間飲まず食わずだった語り手。
よく生きてたな…と思うものの、
一週間であれば保護される人もいるようなので
語り手もきちんと保護されたのだろう。
(遠足だから子供の頃だろうに…)
元カノとの結婚が決まった語り手の友人を
このようにして置き去りにしてきたのだから、
語り手は友人と元カノの結婚が許せなかったのだろう。
どのくらいの期間付き合い、
別れてからどのくらいの期間だったのかわからないが、
語り手はまだ元カノに好意を持っていたため、
結婚する友人を置き去りにしてきた?
恋愛感情は時として人を狂わせるから怖いものである。