ある日、宏美ちゃんと玲子ちゃんがトイレ掃除の係りになりました。
性格の悪い宏美ちゃんはトイレ掃除が嫌で
玲子ちゃんに押し付けようとこう言いました。
「トイレを掃除すると美人になれるんだって、
だから私の分も掃除していいよ」
優しい玲子ちゃんはこう言いました。
「なら私にやらせないで宏美ちゃんがやったほうがいいよ。
美人になれるんでしょ、私なら大丈夫だよ」
【解説】
『なら私にやらせないで宏美ちゃんがやったほうがいいよ。
美人になれるんでしょ、私なら大丈夫だよ』
という言葉から、
「私は美人だけど宏美ちゃんは…
だから、美人になれるなら宏美ちゃんがやった方がいいよ」
と聞こえてしまう。
つまり、玲子ちゃんは美人、
宏美ちゃんは美人な方ではないという認識だろう。
これはあくまでも玲子ちゃんの認識であり、
実際はどうなのかはわからない。
しかし、玲子ちゃんは宏美ちゃんを見下している部分がある。
ただ、おそらく玲子ちゃんは
実際に美人な容姿なのだろう。
容姿が良い人はそれだけで好意的に捉えられることがよくある。
上記のように皮肉を言ったとしても
『優しい玲子ちゃん』と捉えられる。
そうやって玲子ちゃんは
どんどん腹黒くなっていくのだろうか…
こうやって言われた宏美ちゃんの反応が
少し気になるところである。