【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】几帳面な男

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あるところに、几帳面な男がいた。

 

男は会社に行くため、
毎朝6時ちょうどにバス停へ行った。

 

そこにはいつも女がいて、男と出会った。

 

ふたりは次第に魅かれあうようになり、付き合い始めた。

 

ふたりは毎日同じ時間に起き、
食事をし、ベットをともにした。

 

それは結婚してからも変わらなかった。

 


結婚50年目のある早朝、女は亡くなった。

 

老衰だった。

 

男は、ただ黙っていた。

 


翌日、男は一人誰もいない部屋で首を吊った。

 

きっかり、午前6時の出来事だった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男が

『毎朝6時ちょうどにバス停へ行った』

のは几帳面からきているわけではなく、

女と会うためだった。

 

その女が死んでしまったため、

男はいつも出会っていた

午前6時に首を吊って

天国の女に会いに行った。

 

しかし、老衰と自殺…。

 

行き着く場所は異なるだろう。

 

 

おそらくこの二人は結婚してから

ずっと一度たりとも離れなかったのだろう。

 

なので、彼女のいない生活は考えられず、

彼女に会いに行くために死を受け入れた。