【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】過去に戻る方法

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ここだけの話、俺は過去に戻る方法を知っている。

 

これは黒神陀の術といわれる方法なんだが・・もちろんリスクもある。

 

俺は、高校生活を6回経験している。

 

手順だけ覚えても簡単に使えない術だが、手順だけ書こうか?

 


黒神陀の術 その1

 

・本術は、友引を迎える日に行うこと。

 

・蝋燭1本を部屋の中央に置き、明かりをつける。

 

・部屋は6畳以内の四角形でなければならない。

 

・部屋は標高261m以上でなければならない。

 

・蝋燭以外の人工的明かりが部屋の中に入ってはいけない。

 

・部屋は壁床窓をのぞき、蝋燭を除き流体を乱す物があってはいけない。

 

・過去に戻りたき者は、蝋燭の前に正座もしくは胡坐で座ること。

 

・戻りたい年月を蝋燭に墨で書いておくこと。

 

・日にちを書いてはならない。

 

・友引を迎える瞬間(0時0分0秒)、目を閉じ呼吸をしてはならない。

 


黒神陀の術 その2

 

・部屋に人工音が聞こえてはならない。

 

・部屋には過去に戻りたき者を除き哺乳類動物がいてはならない。

 

・過去に戻りたき者は現代に借金があってはならない。

 

・部屋に人工音が聞こえてはならない。

 

・友引を迎えて、1分たったら「世のたもう」を2回以上唱えると蝋燭に書かれた日にはぜる。

 

 

リスクは以下のとおり

 

この術に成功して過去に戻ったとき、ひどい頭痛にしばらく悩まされることがある。

 

過去に戻って1年以内は生命の危機にあう大事件に巻き込まれる可能性が高い。

 

その事件のことは記憶から外される。もしくは前回の歴史と異なる事件が起きている?

 

リスクではないが、1度成功して戻ると番人がつく。

 

また、この術は3年以上たたないと再度使っても成功しない。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『蝋燭以外の人工的明かりが部屋の中に入ってはいけない』

ことから、スマホなどの液晶も使えない。

 

『部屋に人工音が聞こえてはならない』

ことから、音の出る時計は置けない。

 

つまり、時間が関係している、

 

『友引を迎える瞬間(0時0分0秒)、目を閉じ呼吸をしてはならない』

『友引を迎えて、1分たったら「世のたもう」を2回以上唱えると蝋燭に書かれた日にはぜる』

 

はどちらもほぼ不可能なものと言える。

 

 

ほぼ不可能となるとこの語り手は一体…

という話であるが、

語り手が『高校生活を6回経験している』のは

ただ単に留年しているため。

 

語り手は過去に戻る方法を知っているだけで、

毎回失敗しているのだろう。

 

高校生活を6回経験しているということは、

語り手の高校生活ももう後がないだろう…。