不幸な身の上のジョンはある日、孤児院の先生に尋ねた。
ジョン「先生。どうして僕にはパパとママがいないの?」
先生「あなたのご両親はね、ジョン。
あなたが小さい頃、黒人の強盗に殺されてしまったのよ」
ジョン「どうして僕は歩けないの?目が見えないの?」
先生「その強盗にひどいことをされたからよ」
ジョンは黒人を恨んだ。
全ての黒人を憎んだ。
無理だと分かってはいたけれど、
いつか犯人を探してぶち殺してやろうと思っていた。
ある日先生がいった。
先生「喜びなさい、ジョン!あなたの足と目が治るのよ!」
ジョンはまず足の手術を受けた。
そして目の手術をした翌日、
ジョンは治ったばかりの足で電車の前に飛込んだ。
【解説】
『ジョンは黒人を恨んだ。全ての黒人を憎んだ』
目が見えるようになったジョンは、
自分自身を鏡で見て、
自分が黒人だと知り、絶望し、自殺したのだろう。
それにしても、リハビリはしたのだろうか…?
リハビリもせず、電車に飛び込むまで歩いていったのは、
ある意味すごい根性な気がする。
電車に飛び込むよりも、病院の屋上まで行った方が早かったのでは…?
電車である意味はあったのだろうか?
もしかしたら、足は移植手術で
その足が黒人のものであり、
切断をするために電車に飛び込んだのかもしれない。
…足だけで電車に飛び込むのもおかしな話だが…