キリギリス「アリさん。どうか扉を開けてくれませんか?外は吹雪な上、腹ペコで・・・」
アリ「もう少し待ってください、キリギリスさん。今美味しい料理を作っていますから」
キリギリス「アリさん、アリさん・・・アリ・・さ・・ん」
キリギリスさんは倒れて、やがて動けなくなってしまいました。
その時です。ガチャっと扉が開きアリさんが現れました。
そしてアリさんは優しく微笑みながら言いました。
「キリギリスさん、食事の準備が出来ましたよ。」
【解説】
アリの料理の食材はキリギリス。
そのため、わざと吹雪な中待たせて凍死させた。
食事の準備とは、これからキリギリスを食材として使うために、
下準備をしていたということか、
はたまた、キリギリスと吹雪で冷やしたこと自体が食事の準備だったのか…。