目覚ましの音で目が覚めた。
だが外はまだ暗い。
毎日朝7時に起きるのだが、どうやら目覚ましのセットを間違えたらしい。
学生の頃はもっと早く起きても平気だったのに、さすがにこの歳になると辛い。
何時だろう?と、時計を見ようとしたが真っ暗でわからない。
いくらなんでも暗過ぎだろう、と思いつつ起き上がり電気を点ける。
な~んだ、俺、アイマスクしてたんだっけ。
いつもは暗いのが怖くて電気も点けっぱなしで寝るのに。てへ。
【解説】
『いくらなんでも暗過ぎだろう、と思いつつ起き上がり電気を点ける。
な~んだ、俺、アイマスクしてたんだっけ。』
電気をつけたはずなのに、
アイマスクをつけていると思った。
つまり、電気をつけたのにまだ真っ暗だった。
スマホだと読みづらいかもしれないが、
最初の一文字を縦読みすると
『目玉がないない』
となる。
つまり、アイマスクを付けているから
周りが真っ暗になっているわけではない。
最後の一文で
『いつもは暗いのが怖くて電気も点けっぱなしで寝るのに。てへ。』
とお茶目心を見せているが、
これはもはや現実逃避に近いだろう…。
アイマスクを自分でつけるわけがないと知っているのだから…。