【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】怪しい人

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ピンポーンて鳴ったから出ようとしたらインターホンのカメラに

 

マスク・サングラス・ニット帽・黒ジャケット

 

のまさに「私は怪しい人です」という看板を下げているようなおっさんが映った。

 

ヘタレの俺は怖いので居留守・・・・でも10分してもまだおる。

 

仕方なく姉の部屋行って「怪しいおっさんが家の前にずっとおる」って言ったら

 

「怖いからとにかくほっとけ」言われた

 

 

40分くらいしてから見たらいなくなってた

 

『径しいおっさんで悪かったな二人とも死ね』って貼り紙残して・・・・・・。

 


径しい

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

『径しいおっさんで悪かったな二人とも死ね』

という張り紙を残していることから、

怪しいと言っていたことと、

二人いることが知られている。

 

つまり、この『怪しいおっさん』は

盗聴をしていた。

 

しかし、この張り紙には誤字がある。

 

『怪しい』ではなく、『径しい』と。

 

最後に『径しい』と語り手のつぶやきのようなものがあるが、

これは語り手が『やはり怪しい』と思ったわけではなく、

『径しいってなんだよ…』という思いなのだろう…。

 

字が似ているから文章にしてるとこんがらがってくるが…。

 

ちなみに『径』という字について調べてみたが、

『直径』などといった『円心を通って円周を切る直線』といった意味。

 

小道や近道と言った意味もあるようだが、

今回の内容にふさわしくない。

 

そもそも形容詞にはなりえない文字なので、

『径しい』と書くこと自体が間違いである。

 

つまり、この『怪しいおっさん』のミス。

 

誤字もなく、『怪しい』で締めくくられていれば、

『本当に怪しいおっさん』で終わっていたが、

『径しい』と締めくくられていたため、

『怪しくてちょいアホなおっさん』という印象で

終わってしまった。

(語り手が繰り返し『径しい』とつぶやいており、

 小馬鹿にしているように取れるため)

 

誤字一つで内容がガラリと変わってしまうお話でした。