どういうわけか二人川の小島に残されてしまった
助けが来るのを待つしかない
しかし、助けは来ない
飢えが二人を襲う
あれからどれくらいたっただろうか
もうお腹がすいて仕方がない
助かる道は2つ、コイツを殺して食うか、どちらか川に入り魚を取ってくるかしかない
俺は魚を取る方法を選んだ
幸いロープがある。
【解説】
語り手はロープを使って、
もう一人を餌にして魚を取ろうとしている。
『コイツを殺して食うか』
と言っている時点で、
もう一人はどうなっても良いのだろう。
となると、魚を二人分取る苦労をするよりだったら、
もう一人を殺してしまって餌にして魚を取った方が
生き延びる可能性が高いと判断したのかもしれない。
とはいえ、人をエサにした場合どんなものがくるのかわからないが…。
サメでも来たら一大事である。