マンションの管理会社から電話がかかってきた。
こちとら夜勤明けで昼間に寝てるのを起こされていい迷惑。
下の部屋の住人が夜中にうるさいと苦情を言ってきたそうだ。
知るかボケ。
【解説】
語り手は夜勤明けなため、
夜中の物音は語り手ではない。
つまり、
語り手がいない間に誰かが家に侵入したか、
霊的な何かが住み着いているのか、
はたまた下の部屋の住人がただのクレーマーなのか、
下の部屋の住人が霊的なものを聞こえてしまう人なのか、
下の階と自分の家の隙間に何かがいるのか
など、色んな説が生まれてしまう。
下の住人が霊的なものを聞こえてしまうタイプだったら、
語り手とは一切関係がないため、
ほんといい迷惑である。
また、下の部屋の住人がクレーマーだったら、
正直この部屋から引っ越した方が良いだろう。
タチの悪いクレーマーは一度行うとどんどんやりたい放題やってくるため、
直接文句を言って来たり、嫌がらせをしてくる。
『下の部屋の住人が夜中にうるさいと苦情を言ってきたそうだ。』
とあることから、きちんと管理会社の時間に合わせて電話しているようなので、
(夜中にうるさいということは夜中に電話はかけていないだろう)
良識のある人だろう…と思われる。
本当にタチの悪いクレーマーは霊的なものよりも怖いときがあるため、
自分が何もしていないのにクレームを出された場合は、
念のために身構えておいた方が良いかもしれない。
結局このお話は、
語り手がいない間に誰かが家に侵入したか、
霊的な何かが住み着いているのか、
はたまた下の部屋の住人がただのクレーマーなのか、
下の部屋の住人が霊的なものを聞こえてしまう人なのか、
下の階と自分の家の隙間に何かがいるのか
どれに該当したとしても、
なかなかに怖いものであることは確かである。
「下の部屋の住人が霊的なものを聞こえてしまう人」
の場合は語り手には直接関係はないが…。