【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】角膜移植の手術

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左眼の視力が極端に落ちた。 

 

医者に相談すると、角膜移植の手術をするということになった。 

 

 

俺は怖がりだから、全身麻酔をしてくれと伝えた。 

 

 

 

手術台に寝転び麻酔をかけられる。 

 

目が覚める頃には終わっているとのことだった。 

 

 

 

眼帯をしているせいで目覚めても真っ暗だった。 

 

まったく見えなかったが無理に目を開けようとするなといわれた。 

 

少しもどかしかったが、まあ自分の眼のためだ。我慢した。 

 

 

 

数ヵ月後、確かに視力は回復したらしい。 

 

だが医者には逃げられ、あいつらのことはどうあがいても知りえない。 

 

俺は暗闇のなか生きていくか、死ぬかしかないようだ。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

『角膜移植の手術をするということになった。 』

 

但し、手術したのは視力が落ちた左眼ではなく健康な右眼。

つまり語り手の健康な右眼の角膜を他の誰かに移植された。

 

『数ヵ月後、確かに視力は回復したらしい。 』

これは語り手ではなくほかの誰か。

 

他の誰かのために騙されて健康な右目を差し出し、

これから何も見えない生活が続くのはなんともやるせない。